唯授一人の血脈相承
日蓮大聖人は御入滅(ごにゅうめつ)に先立ち、後継者(こうけいしゃ)として第二祖日興上人お一人を選定(せんてい)し、
本門戒壇の大御本尊をはじめとする仏法の一切を付嘱(ふぞく)されました。これを「唯授一人の血脈相承」
(ゆいじゅいちにんのけちみゃくそうじょう)といいます。以来(いらい)、この相承は、第三祖日目上人、第四世日道上人
へと伝えられ、御歴代(ごれきだい)上人を経(へ)て、現御法主・第六十八世日如上人に受け
継(つ)がれています。
相伝に粗ざれば知り難し
日蓮大聖人は、相伝(そうでん)の大事について、
「此の経は相伝に有らざれば知り難し」(『一代聖教大意』御書92ページ)
と御教示され、この御文について総本山第二十六世日寛上人は、
「宗祖の云わく『此の経は相伝に非ずんば知り難し』等云云。『塔中(たっちゅう)及び蓮・興・目』等云云」
(『撰時抄愚記』文段(もんだん)337ページ)
と述べられています。
つまり、日蓮大聖人の仏法の深意は、第二祖日興上人、第三祖日目上人以来の
相伝によってのみ知ることができ、ここに仏法の功徳が流れることを教えられて
いるのです。
血脈を所持される御法主上人への信順
かつて、池田大作(創価学会名誉会長)は、次のように指導していました。
日蓮宗身延派にあっても、南無妙法蓮華経の題目を唱えている。御書も
ある(中略)外見(がいけん)から見ればわれわれと同じようにみえるが、それらには唯授
一人・法水写瓶(ほっすいしゃびょう)の血脈がない。法水写瓶の
血脈相承にのっとった信心でなければ、いかなる御本尊を持(たも)つも無益(むやく)
であり、功徳はないのである(『広布と人生を語る』8-228ページ)
このように、いくら御書があり、題目を唱えても、唯授一人の血脈を所持(しょじ)される
御法主上人への信順(しんじゅん)がなければ、その功徳は流れ通(かよ)わないのです。
創価学会の誤り
現在、創価学会では、さかんに「大聖人直結」「御書根本」を主張していますが、これらは
唯授一人の血脈を否定するための、まやかしの理屈にすぎません。それはまた、
池田大作の自語相違(じごそうい)でもあります。
さらに、血脈付法の御法主上人に対し、誹謗中傷を繰り返す創価学会の行為は、
三宝破壊の大罪となり、その罪は計り知れません。
このような創価学会籍(せき)を置く限り、「謗法与同罪」といって、大謗法の罪の
報(むく)いを必ず受けてしまうのです。
誰もが自身や家族の幸せを願っているはずです。
どうか一日も早く創価学会を脱会し、日蓮大聖人以来の正しい血脈法水の流れる
日蓮正宗に帰依(きえ)し、成仏の直道(じきどう)を共に歩んでいきましょう!
『大日蓮出版』